ジョニーの『世界はスクリーン』☆

Movieスクリーンと人生スクリーンの案内人=スクリーン・アテンダント。それがジョニー☆

あなたの人生の“主役”は、誰?

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この秋、オープンと同時に住み始めた、“映画” をコンセプトにしたソーシャル・アパートメント『FILMS』。

https://www.social-apartment.com/builds/saitama/wako-shi/view/55

ここでは、共用スペースに なんと “映画館” があるのが最大のポイントですが ^ ^

全体のデザインも映画をイメージしたレイアウトになっていて、

あちこちの空間に 様々な映画の名ゼリフもディスプレイされています。

 

その こだわり台詞のセレクトぶりに、作品が好きな人には たまらない魅力(笑)

 

そのいくつかを、ちょくちょく ここでシェアして行きたいと思います☆


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今回ご紹介するのは、映画『ホリデイ(The Holiday)』(2009年) からの…

https://youtu.be/zuzNwwzsaI0(日本版予告)

https://youtu.be/BDi5zH18vxU(海外版予告)※より画質良し

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…こちらのセリフ☆

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そのシーンとは…。


ロンドンの新聞社で働くコラムニストのアイリス(ケイト・ウィンスレット)。

クリスマスの時期に ホーム・エクスチェンジ(一定期間お互いの “家を交換” して滞在する旅行スタイル)で、住まいの田舎町を旅立ってロサンゼルスに滞在し始めた彼女は、

近所に住む老紳士・アーサー(イーライ・ウォラック)と出会う。

隠居生活をしている彼は、実は かつて数々の賞に輝いた経歴を持つ、著名な脚本家だった。

 

初めての土地で知り合いもいないアイリスは、アーサーをディナーへ誘うことに。

レストランで、アーサーの魅力的なハリウッド・エピソードを興味津々に聞くアイリス。

ひとしきり話した後、アーサーが話を切り出す…。


https://youtu.be/9YSuVITrKqs

(この会話↓は 0:07 あたり~)


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アーサー:

You know what I've been asking myself all night?

さっきからずーっと、私が どんなことを頭に巡らせてたか、分かるかい?


アイリス:

What? Why I'm bothering you with all these questions?

え?「何で この子は こんな質問責めで 私を困らせるのか」とか?(笑)


アーサー:

I'm wondering why a beautiful girl like you would go to a strangers' house for their Christmas Vacation, and on top of that spend Saturday night with an old caca like me.

私には分からないんだよ。君みたいなキレイな お嬢さんが、知り合いでもない他人の家に来てクリスマス休暇を過ごして、挙句の果てに、よりによって土曜の夜を 私みたいなクソ老人と過ごすなんて、どうしてなんだ?、ってね。


アイリス:

Well, I just wanted to get away from all the people I see all the time.

いやぁ、私は ただ、いつも顔を合わせてばかりいる人たち全員から離れたかったの。

 

(アーサーが疑わしいような顔で彼女を見る)


アイリス:

Well, not all the people... one person. I wanted to get away from one... guy.

An ex-boyfriend who just got engaged and forgot to tell me. Sorry.

んー、“人たち全員” じゃないわ… 一人。離れたかったのは、一人の… 男。

(すすり泣きしながら)元カレよ。私に黙って、他の人と婚約しちゃったの。泣いちゃってゴメンなさい。


アーサー:

So, he's a schmuck.

つまり、そいつは最低なヤツってわけだな。


アイリス:

As a matter of fact, he is... a huge schmuck. How did you know?

実は そうなの、彼は… とんでもなく最低なヤツなの。何で分かったの?


アーサー:

He let you go. This is not a hard one to figure out. 

Iris, in the movies we have leading ladies and we have the best friend. You, I can tell, are a leading lady, but for some reason you are behaving like the best friend.

君を選ばなかったヤツだからさ。シンプルな話だよ。

アイリス、映画には主役の女性がいて、その親友ってのが いる。君は、間違いなく “主役の女性” なのに、どういうわけか、 “その親友” みたいに振る舞ってる


アイリス:

You're so right. You're supposed to be the leading lady of your own life, for god's sake! 

Arthur, I've been going to a therapist for three years, and she's never explained anything to me that well. That was brilliant. Brutal, but brilliant. Thank you…

ほんと、あなたの言う通りだわ。自分の人生なんだから、主役なのが当たり前な はずなのに。なんてことなの!

アーサー、私 3年もセラピーに通い続けてるんだけど、こんなに見事に解き明かしてもらったことなんて、ただの一度も なかった。すごいわ。飾りなく手厳しい言い方だったけど、すごかった。ありがとう…

 

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ナンシー・マイヤーズ監督(脚本も担当)が こだわり抜いた、ウィット溢れる数々のセリフも大きな魅力の、この映画。

名優=イーライ・ウォラックが それらを見事に “自分の言葉” として 粋に語る様は、“普通の女性” を自然体でチャーミングに演じるケイト・ウィンスレットとの この掛け合いシーンでも、遺憾なく発揮されてますね。

 

クリスマスから年越しへと向かう この季節。

時代が大きく動く気配ムンムンの2019年を前に、

自分の “これが絶対 当たり前” を見直して

まったく新しい選択をしていく 程よい刺激としても、

重すぎない、でも深さもメッセージされている このロマンティック・コメディは

この時期にピッタリの映画かも知れませんね☆

 

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では また、スクリーンでお会いしましょぅ〜

See you on the Screen!!! ☆☆☆

 

ジョニー