ジョニーの『世界はスクリーン』☆

Movieスクリーンと人生スクリーンの案内人=スクリーン・アテンダント。それがジョニー☆

“勇気”に出会いたかったんだ、僕は。

そんな自分の心を思い出させてくれた、この作品。

先日、久し振りの銀座にて

試写会で出会いました。

 

今週 日本公開の映画、『マイ・ブックショップ』(The Bookshop) 。

https://youtu.be/1N6RMF7E8R0

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アカデミー賞授賞式の直後で、超大作・話題作が目白押しの この時期、

正直、

派手さ も、殊更に劇的なストーリー演出もない、“小品” という印象を与えるかも。

でも、だからこそ描ける、伝えられるものがある。

それを染み入るように感じさせる秀作でした。

 

エンディングが、

昨今のハリウッド大作ドラマに ありがちな結末の描き方やメッセージと 一線を画すものだったのも、好感。

 

観たい!と思ったキッカケは

(もちろんストーリーや舞台設定なども魅力だったが)

なんといっても、出ている役者さん達。

 

主演は、

現在 劇場公開中の話題作『メリー・ポピンズ リターンズ』(超オススメ!^ ^)

https://johnnie-screen.hatenablog.com/entry/2019/02/19/174202

の方でも、助演ながら とても素敵なテイストで 作品を支えていた、

エミリー・モーティマー

(僕と同い年と聞いてビックリ (^.^) 。年輪を重ねつつ、いつまでもチャーミングな魅力あり)

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ウディ・アレン監督の『マッチポイント』や

パリ、ジュテーム』『ピンク・パンサー』シリーズなど

幅広いタイプの作品に出演していますが、

 

今作では、

より繊細な一瞬一瞬の心の動きを 表情や振る舞いで語りつつ、

観る我々が 自然と、自分事と重ね合わせられる親近感・共感を抱く、

正に今回の主人公の女性にピッタリの 人間性で 素晴らしかった。

 

そして、もう1人

キャストで惹かれたのが、

ビル・ナイ

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ラブ・アクチュアリー』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで有名ですが、

個人的には

マリーゴールド・ホテルで会いましょう』や『パイレーツ・ロック』などで魅了されましたねぇ。

今回も

口数少なで、でもハートの熱い、

繊細で 深さのある人物像を

彼ならでは味わいと佇まいで 現実化させて、

最後の最後まで(助演ながら)物語を引っ張っていて、素晴らしいです。

 

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劇中、ビル・ナイ演じる老紳士=ブランディッシュ

 

「その美しさとは、他の言葉で言うなら… 勇気だ」

 

という旨のセリフを吐きます。

 

これ。これなんです。

僕の胸に、冒頭の言葉が浮かんだのは。

 

僕は、“勇気” に出会いたかったんだ。

勇気という “美しさ”、

勇気という “感動” そのものになるために

こうして生きてるんだ。

 

この映画で描かれる “勇気” には、

決して 派手な、拳を振り上げて ヒーロー/ヒロインが 声高に叫ぶ要素は、

一切ない。

その時代、その瞬間には

“勇気” による「勝利」さえ、全くない。

 

そもそも、勇気が扱うのは

人の物理的な “目” で見える 勝ち負けの話では、ない。

 

自分が “心の目” で見たもの・感じたものに正直に、

ただ 歩む。選択する。“生きる”。

その 高潔さ。

その 尊厳。

 

それが 感動を生み、

それのみが、人を、世界を、

変えていくことになる。

 

それ そのものに、自分は なりたいんだ。

 

そんなことをハッキリさせてくれた、大切な作品になりました☆

 

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では また、スクリーンでお会いしましょぅ〜

See you on the Screen!!! ☆☆☆

 

ジョニー