ジョニーの『世界はスクリーン』☆

Movieスクリーンと人生スクリーンの案内人=スクリーン・アテンダント。それがジョニー☆

絶望も“終わり”ではない

昨日、幸運にも

特別な試写会の場に参加させて頂きました。

映画『エリック・クラプトン 〜12小節の人生〜』

https://youtu.be/znyk7II7i_M

公式サイト

http://ericclaptonmovie.jp

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タイトルの “12小節” とは、

ブルース音楽の曲が、基本的に12小節の形式で作られることから来ている。

 

彼は「ブルース・ギターの神様」であるだけでなく、

自らの人生で この “ブルース” を体現している…

まさに それを感じさせるタイトルとストーリーのドキュメンタリーだった。

 

80年代に彼の音楽に現在進行形で出会った僕は、

彼を取り巻く壮絶な出来事・エピソードのいくつかを、既に耳にはしていたけれど…

本当は何が起こっていたのか、僕は何も知らなかったのだ、という思いだ。

その状況、心情…。

 

ましてや、小さい頃の実母とのエピソードなどは まったく知らなかったことがほとんどで、

その後 大人になってからの数々の “事件” と共に、

「僕だったら生きていられたか分からない」と思わずにはいられない状況の連続で、

胸が締め付けられる思いだった。

(一緒に行った友人も、涙が止まらなかった、と目を赤くして言っていた)

 

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個人的には、

パティ・ボイドとの大恋愛について

クラプトンや第三者の証言だけでなく、

もう一人の当事者である パティ本人からも語られたのが、とても興味深かった。

(この2人の関係によって、彼の代表曲『いとしのレイラ』や同名の名作アルバム、パティの当時の夫であったジョージ・ハリスンビートルズ名曲『サムシング』等が生まれたのは、有名)

 

クラプトンが一方的に彼女に思い焦がれただけでなく、

その告白、したためた特別な手紙、そして彼女への想いだけを綴ったアルバムに触れた際に、

間違いなく パティの方にも “スパーク” が感じられていたことが、ハッキリと語られている。

 

最終的には、2人が連れ添う関係は 終焉を迎える訳だが…。

 

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その後も、信じられないような悲痛な出来事が起こるが、

彼は気丈にも生き続けた。

 

その魂の叫びを 唯一無二の音楽に昇華させているだけでなく、

自らの体験を生かして、アルコールと薬物常習者のリハビリ施設を作って運営したり、

ついに現在の素晴らしい奥様と出会って、

子供たちと共に、

本人が「本当に幸せ者だ」と口にする家庭を築くに至っている。

 

今の “幸せな” 状況に至らなかったとしても、

彼は この現実世界に生を受けた “役割” を自ら見出して 全うしている、と 個人的には感じるが、

それでも、

どんなに 自分を完全に打ち砕くような絶望に出会ったとしても、

それは “この世の終わり” ではなく、

人生という物語のフィナーレでもない、

と、彼の生涯の一部を見て 感じさせてもらえるのは、

多くの人にとって、多大な救いになるだろう。

そう感じた。

 

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ちなみに、この試写会、

御大=ピーター・バラカンさん や、

かのウドー音楽事務所のトップ級の方々などが登壇して、上映前トークをして下さいました。

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非常に特別な時間でしたねぇ☆

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では また、スクリーンでお会いしましょぅ〜

See you on the Screen!!! ☆☆☆

 

ジョニー