我々が前人未到の一歩で体験する“景色”
もう一つ、
今月の劇場公開映画で忘れてはならないのが、これ。
『ファースト・マン』(First Man)
こんな映画、初めて観た。
まるでポエムのような映画だった。
信じられないくらい素晴らしい音や映像、繊細でリアルな登場人物の表情など、
雄弁に語る要素で一杯なはずなのに、
何の説明も押し付けもなく、観る者を ただ ただ、
ニール・アームストロングが経験した世界そのものに放り込んで、
それをそのまま ひたすら “体験” させる。
だからこそ、頭脳ではなく感情で 彼や彼らと共感できる、理解できる。
とんでもない映画が創られた。
見事としか言いようがない。
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僕らも これから、
(望むと望まざるとにかかわらず)
人類歴史が経験したことのない時代に入っていく。
(AIの登場は、その象徴。“人間とは何か” の再定義が 否応無しに始まるのは、間違いない)
我々が
その 前人未到の一歩を踏み出す時、
自分の周りの視界に映るもので “見慣れたもの” “知っているもの” など、一つもない。
脳が把握している範囲・イメージを超えたものだらけの世界と出会い、
(今までの感覚で言えば)何が起こっているのか全く分からない状態で
進んでいくことになる。
この映画は、それをメッセージとして発信しているように思えた。
その “未知の世界” を
自ら すすんで、謳歌しながら 歩んでいけるかどうか。
そうなれば、間違いなく
尽きることのない 興奮と喜び の時代に
生きることが出来るだろう。
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では また、スクリーンでお会いしましょぅ〜
See you on the Screen!!! ☆☆☆
ジョニー